「きになる⇆ひょうげん」
福島県出身または在住の障害のある方等を対象に行われた公募展。「きになる」を軸に応募された作品、全474点が展示されます。
展覧会タイトルにある「⇆」は、作る人、支える人、見つける人など、さまざまな関係性を表しています。作者の方、ご家族、学校の先生、福祉施設の方など、誰かが「きになった」作品が会場に集まります。
また、ゲスト作品として新潟県、山形県から選出された「きになる」作品も、公募展会場に特別展示されます。
オーディエンス賞
会期中、会場内には来場者が一番「きになる」作品を選び投票するための「きになる木」が設置されます。開催期間で一番「きになる」が集まった作品をオーディエンス賞として会期最終日に発表されます。
受賞作品
福島県知事賞
きになる⇆ひょうげん賞
審査員賞・日比野克彦賞
審査員賞・川延安直賞
審査員賞・川内有緒賞
審査員賞・岡部兼芳賞
審査員
- 日比野克彦(美術家・東京藝術大学学長)
1958年岐阜県生まれ。東京藝術大学大学院修了。国内外で個展やパブリックアート・舞台美術など、多岐にわたる分野で活動中。2022年4月1日より現職。他の主な要職として、岐阜県美術館長、熊本市現代美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員長を務める。 - 川延安直(福島県立博物館 専門員/ 一般社団法人会津地域文化芸術フォーラム社員)
1961年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術学修士修了。岡山県立美術館を経て、現在福島県立博物館専門員。「福島芸術計画×ART SUPPORT TOHOKU-TOKYO」や「ライフミュージアムネットワーク」など、(福島県内の)さまざまな文化発信活動に携わっている。 - 川内有緒(ノンフィクション作家)
アメリカ、フランス、日本を転々としながら12年間国際協力分野で働いた後に、フリーランスの物書きに。評伝、旅行記、エッセイなどを執筆し、著作に『パリでメシを食う。』『空をゆく巨人』『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』ほか。 - 岡部兼芳(社会福祉法人安積愛育園 理事・マネージャー /はじまりの美術館館長)
1974年福島県生まれ。福祉作業所の支援員・中学校教員を経て、2003年社会福祉法人安積愛育園に入職。知的に障害のある利用者の創作活動支援プロジェクト「unico(ウーニコ)」に携わる。2014年はじまりの美術館開館より現職。
関連イベント
オープニングトークイベント「きになる“ 審査員の見方”」
アーカイブをYouTubeチャンネルで公開中(2023年11月24日オンライン開催)
登壇:日比野克彦、川延安直、川内有緒、岡部兼芳
4名の審査員の方々に今回の応募作品のエピソードや受賞作品、各審査員賞の作品やそれぞれ今年きになったことについて、審査講評を交えての対談です。
トークイベント「きになる鞆の津ミュージアムの試み」
アーカイブをYouTubeチャンネルで公開(2023年12月17日オンライン開催)
ゲスト:津口在五(鞆の津ミュージアム キュレーター)
聞き手:小林竜也(はじまりの美術館)
広島県福山市で2012年に開館した鞆の津ミュージアムは、障害の有無や知名度を問わず、つくり手の生にねざした独自の創作的表現を多様な切り口で紹介しています。今回は鞆の津ミュージアムキュレーターの津口さんに、企画のことや表現者の発掘についてお話いただきます。
きになる表現者たちの座談会
日時:2024年1月13日(土)午後1時30分から午後3時まで
会場:はじまりの美術館
聞き手:柊 伸江(株式会社ダブディビ・デザイン代表取締役)
定員:10名(要予約) ※応募者多数の場合は抽選
応募者から参加者を募り座談会が開催されます。ゲストに、障害のある方のアート作品を使ったオリジナル商品の開発をはじめ、“福祉とビジネスをデザインでつなぐ” をモットーに活動をされているダブディビ・デザインの柊さんが招かれます。
表彰式、受賞者トーク
日時:2024年1月14日(日)午後3から午後4時まで
会場:はじまりの美術館