インクルーシブ・メイカソンとは
メイカソンとは、「メイク(make)」と「マラソン(marathon)」を掛け合わせた造語で短期間にものづくりをするイベントです。
インクルーシブ・メイカソンは、障害のある人やその支援者を「ニードノウア(Need Knower・ニーズを知る人)」と呼び、そのニードノウアをチームメンバーに迎え、3Dプリンタなどのデジタル工作機械も活用し、その人が本当に欲しい道具作りに挑んでいます。
3Dプリンタなどのデジタル工作機械を使うことで、データを活用しながらものづくりに取り組み、道具のかたちをデータとして保存し、伝えることができます。
メイカソンで作った道具は、似通った困難を抱える世界中の人たちも使えるよう、データと物語がプラットフォームで公開されています。
今回の“FABRIKARIUM TOKYO”は、日本とフランスの参加者が東京に集い開催されるインクルーシブ・メイカソンです。
イベント概要
チームで協働し、ヒアリングした相手の役に立つ道具作りを行います。ヒアリングからプロトタイピング、成果発表までを3日間で行います。
障害のある当事者の方や支援者の方に加え、ものづくりに関心のある方など、どなたでもご参加いただけます。
日時:2023年5月4日(木)- 6日(土)
会場:日本科学未来館 7階 イノベーションホール、コンファレンスルーム(東京都江東区青海2-3-6)
参加費:9,000円 (3日間を通しての参加費、会場で提供される軽食・喫茶、プロトタイピング機器使用料等が含まれます)※日本科学未来館の常設展、特別展、ドームシアターの観覧には別途入館料が必要となります。
募集人数:50名
対象者:障害などのニーズを持った当事者の方、支援者の方、エンジニア、プログラマ、ファブリケイター、デザイナー、ものづくりに関心のある方、作業療法士・理学療法士・看護師ほかものづくり初心者の方など
※募集定員50名に達したため、応募申し込みを締め切りました。
各日プログラム
1日目:チームビルディングなど (10:00 – 17:00)
- ニードノウアからのヒアリング(仏語同時通訳あり)
- チーム分け
- アイデアスケッチ
- プロトタイピング
- ウェルカムパーティ ※別途参加料金のお支払いが必要です
2日目:プロトタイピング (10:00 – 17:00)
- プロトタイピング
- 関連活動/研究のショーケース
3日目:プロトタイピング/成果発表 (10:00 – 17:00)
- プロトタイピング
- 成果発表(仏語同時通訳あり)
- パネルディスカッション(仏語同時通訳あり)
成果発表イベント
3日間の成果を各チームから公開イベントの場で発表し、ゲストパネリストからレビューをいただきます。そのレビューを受けて、「共創のどんなところが我々を豊かにするのか」についてパネルディスカッションが行われます。
日時:2023年5月6日(土) 13:00 – 17:00
会場:日本科学未来館 7階 イノベーションホール、コンファレンスルーム
入場無料
定員:150名
仏語同時通訳付
成果発表イベントパネリスト
- 落合 陽一 (メディアアーティスト)
- 上平 崇仁 (デザイン研究者)
- ニコラ・ユシェ (筋電義手プロジェクトリーダー)
- 林 園子 (作業療法士)