当ウェブメディア『DIVERSITY IN THE ARTS TODAY』の記事を編集して紙媒体でお届けするタブロイド版フリーペーパー『DIVERSITY IN THE ARTS PAPER』の第13号を発行しました。
今号の特集は「テクノロジー、その先へ」です。CG、VR(仮想現実)、AI(人工知能)などテクノロジーの発達により、アートの可能性もますます広がっています。テクノロジーとの付き合い方、アートとの関係、その先を考えます。
豊橋技術科大学のラボに伺い、教授の岡田美智男さんに「弱いロボット」についてお聞きしました。長崎県・佐世保の〈ホットライフ〉では仮想空間を活用した試みをレポートします。奈良〈たんぽぽの家〉でAIを活用した表現活動の事例を紹介します。
アートギャラリーでは4名の作家を紹介します。東島ゆきのさんは、色とりどりの花を画面いっぱいに埋め尽くすように描き、その作品はコンビニのコーヒーカップのデザインに採用されるなど、活躍されています。安永憲征さんの作品は、カラフルな衣装に身を包んだ人物が特徴的。丹念に絵具で色が塗られ、ペンで仕上げられています。今号の表紙を飾る山田恵子さんは、人との会話を楽しみながら制作にあたります。独特なフォルムの線で描かれた、動きのある動物たちが観る者の心を惹きつけます。saoriさんは、0.5mmのボールペンを活用しカラフルな佐世保の街を描いています。作品は、ポーチやハンカチといった商品になっています。
インタビューは、美術家・映像作家の山城大督さんとテキストレーターのはらだ有彩さん。山城さんは、2022年秋に国立民族学博物館に出展した作品《SPATIAL TONE》を中心にコミュニケーションの在り方についてお聞きました。著作『日本のヤバい女の子』シリーズが話題のはらださんは、「女性」であることの社会的レギュレーションへの疑問、それに対する共感と抵抗について聞きました。
「新しい世界のとびら」シリーズの2回目は、やまなみ工房施設長・山下完和さんの経験や思考を、一つ一つ扉を開けるように紹介します。
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受付期間:2023年3月22日(水)から4月20日(木)24:00まで
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DIVERSITY IN THE ARTS PAPER 13
特集:テクノロジー、その先へ
ICD-LAB/ホットライフ&=VOTE/たんぽぽの家
ART GALLERY:東島ゆきの/安永憲征/山田恵子/saori
INTERVIEW:山城大督/はらだ有彩
新しい世界のとびら:第2回 山下完和(やまなみ工房)
タブロイド版/24ページ/カラー
協力:豊橋技術科学大学ICD-LAB、=VOTE、一般財団法人たんぽぽの家 アートセンターHANA、MINATOMACHI FACTORY、障害福祉サービス事業所 工房まる、医療法人清明会 障害福祉サービス事業所 PICFA、国立民族学博物館、社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房(順不同、敬称略)