日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS は、誰もが参加できるインクルーシブな社会の実現を目指し、障害のある方のアート活動を中心に多様性の意義と価値を広く伝え、越境や交錯、交歓の喚起を導くプロジェクトに取り組んでいます。
この公募展は、2018年度より始動しており、障害のある方が制作した過去に受賞歴のない作品を募集します。昨年度は、国内外から、2,256点の応募がありました。絵画、イラスト、グラフィックデザイン、書、写真、造形など。素材やテーマは自由です。
審査は、7名の美術家や美術関係者が、各々の領域の知見で作品を選定します。また、入選作品は、昨年度同様、東京・横浜のギャラリーでの公開を予定しています。既成概念や美術史に影響されない、心揺さぶるような作品のご応募をお待ちしております。
【募集概要】
出品規定:国内外を問わず、障害のある方が制作したアート作品で過去に受賞歴のない作品。(国外応募は締め切りました。)
応募資格:作者本人または親権者(未成年)、保護者、後見人もしくは作者から作品の使用権を移譲された法人。
応募点数:1作者につき3点以内とします。
応募受付期間:2019年9月1日(日)~9月20日(金)
作品持込期間:9月10日(火)~9月20日(金)10:00-17:00
応募料金:無料(作品の送料は往復とも応募者負担)
募集要項詳細はこちらからダウンロード(2019公募展_募集要項.pdf)
【応募方法】
応募用紙に必要事項を記入して封筒に入れ、作品と一緒にお送りください。
*複数作品応募の場合は、1作品ごとに応募用紙を添付してください。梱包はまとめていただいて結構です。
*応募用紙をコピーして使用する場合は、縮小せず、A3(もしくはA4 2枚)にコピーしてください。
*複数作品を1梱包で応募する場合は、宅配送付状に梱包された作品数を明記してください。
作品送付先:日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展「作品応募」係
〒590-0115 大阪府堺市南区茶山台1-8-1
国際障害者交流センター ビッグ・アイ内
応募用紙はこちらからダウンロード(PDF/Word)
*日本国外からの応募については、写真審査を経た後現物審査となります。国外からの応募については、こちらの英語表記の募集要項(国外応募)をご確認ください→ https://staging2022.diversity-in-the-arts.jp/en/news/14384
秋元雄史
東京藝術大学大学美術館館長・教授/練馬区立美術館館長
1955年東京都生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科卒業後、1991年よりベネッセアートサイト直島のアートプロジェクトに関わる。2004年より地中美術館館長、ベネッセアートサイト直島・アーティスティック ディレクターを兼務。2007年~2017年3月まで金沢21世紀美術館館長。「金沢アートプラットホーム2008」、「金沢・世界工芸トリエンナーレ」、「工芸未来派」、「井上有一展」等を開催。2013年4月~2017年3月まで秋田公立美術大学客員教授。2013年4月~2015年3月まで東京藝術大学客員教授。2015年より東京藝術大学大学美術館館長・教授。2017年より東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 文化・教育委員会委員、2018年より練馬区立美術館館長を兼務。
上田バロン
FR/LAME MONGER代表/イラストレーター
目が個性的でボールドラインかつアグレッシブなスタイルのキャラクターイラストレーションを描く。主に広告や出版、ゲーム・メディアなど国内外で展開。代表作にマクドナルドコラボ・Google Chromeアーティストテーマ・ichikoroキャラクターデザインはじめ、布袋寅泰・EXILE・Perfumeなどのアートワーク。大人気人狼ゲームのキャラクターワーク。人気チーズタルト専門店PABLOの内装壁画。K-Design Award2017受賞。琳派400年の風神雷神を描き虎屋京都ギャラリーで披露。Redbull Ignition招待アーティスト。LIMITS世界大会2017で世界3位。玄光社より上田バロン初作品集「EYES」発売。
エドワード M. ゴメズ
RAW VISION 主任編集者
アートジャーナリスト、評論家、グラフィックデザイナー。ロンドンに拠点を置くアウトサイダー・アートマガジン『RAW VISION』の主任編集者であり、アメリカの雑誌『Art & Antiques』のニューヨーク通信員である。『ニューヨーク・タイムズ』、『アート+オークション』、『メトロポリス』(アメリカ)、『フォーク・アート・マガジン』、『ハイパーアレルジック』、『ジャパンタイムズ』(東京)、『リフォーマ』(メキシコシティ)、『ジャマイカ・オブザーバー』(キングストン)や、その他多くの出版物に記事や写真を提供している。彼が新しく製作したバルトン・タイラーについての映画は2017年に公開された。ニューヨークを拠点に活動中。スイス・ローザンヌのアール・ブリュット美術館諮問機関員を務める。
藏座江美
一般社団法人ヒューマンライツふくおか 理事
2000年より熊本市現代美術館の学芸員・司書。2002年の開館記念展で国立療養所菊池恵楓園入所者と出会い、以降、様々な気づきを与えられる。2015年より一般社団法人ヒューマンライツふくおかの理事として、菊池恵楓園絵画クラブ金陽会の作品調査、保存活動を始める。また、松丘保養園、長島愛生園、星塚敬愛園、奄美和光園でも調査を行い、記録を残すために奔走中。「いのちのあかし展」(2016)、「ふるさと、奄美に帰る」(2018)、「「知らない」を観に行こう。」(2018)「「知らない」を観に行こう。~絵の中のふるさと~」(2019)など、各地で金陽会の絵画展を開催している。
中津川浩章
美術家/アートディレクター
美術家としての制作活動と同時に、さまざまな分野で社会とアートの関係性を問い直す取り組みを行う。表現活動ワークショップ、バリアフリーアートスタジオ、美術史ワークショップ、講演等を通じて人間が表現することの意味、大切さを伝えている。アートスタジオディレクション、展覧会企画・プロデュース、キュレ―ションを数多く手がけ、川崎市岡本太郎美術館「岡本太郎とアール・ブリュット」展キュレーター、「ビッグ・アイ アートプロジェクト」展覧会アートディレクター等々務める。NPO法人エイブル・アート・ジャパン理事、NPO法人アール・ド・ヴィーヴル理事、一般社団法人Get in touch理事。Art InterMix代表。
永野一晃
写真家
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員・京都読売写真クラブ代表・フォトコンテスト審査員等。1945年京都市生まれ。印刷会社企画部勤務を経てフリーの写真家。京都を中心に、骨董美術品・建築・料理・伝統工芸・人物ルポなどを撮影し出版物・雑誌に発表している。
望月虚舟
書家
1949年、姫路市生まれ、新潟大学教育学部書道科卒業。現在姫路市立好古学園大学校講師、毎日書道展関西展実行委員。毎日書道展運営委員、大賞選考委員を経て、現在に至る。近畿地区独立書人団近畿地区統括、姫路美術協会運営委員、毎日書道展大賞受賞、(公財)独立書人団会員賞受賞、虚舟書法会会長として活躍中、作品揮毫、作品解説を通じて、書の臨書感、創作感を講話、研究集録などを通じて、自論を展開している。著書『コツがわかれば誰でも書ける』など。